vol 423 「心に響く」ということ

先日大阪で、約700人を動員して、(株)インテンスによる6人のステージが行われました。

 

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airの朝日さんと岩田社長、Xel-Haの金子さん、SIDE BURNの太地さん、そしてGARDENの森内さんと僕と。

それぞれにデザインや、サロンワークの考え方、教育やファッションについて等々、様々な角度から、トークあり、カットあり、メイクありで、休憩を挟んで3時間半という中味の濃いステージとなりました。

 

森内さんとのステージは、GARDENをオープンしてから初めてで(たぶんこれが最初で最後かも・・・)、自分自身も春以来のステージだったんですが、今回はいろいろな方のステージを見ることで、感じることもいっぱいありました。

 

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700人もいてあれだけの長時間だと、もちろん寝てる人もいて当然なんでしょうけど、やっぱりはっきりと言ってしまえば、「ふだんから考えてること」「想ってること」そして「その想いやメッセージがどれだけ強いか?」それはよく言う作品に対しても、サロンワークでのお客様に対してでも、もちろんこういったステージでも、何かを表現したり伝えようとする時、それは経験からくる上手さとかよりも、そこでどれだけ強くその想いを伝えたいかということ。

 

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すべてはそれで決まると思う。

自分の講演の中でも言ったんだけど、明日ご予約頂いた「たった一人のお客様」は、「一人しか来ない」のではなくて、20万軒あると言われてる美容室の中から、わざわざ自分のお店を選んでくださった大切なお客様であって、そんなお客様が「一人でも来てくださる」のだったら、今日中にどんな準備をしておかなきゃいけないのか?

その「たった一人のお客様」に、どんな気持ちで、どんな想いでのぞむべきなのか?毎日のことだから、手慣れてるから、経験があるから・・・そんな気持ちや考えでやってることと、いつもいつもそれこそ24時間そのことばかり考えてて、自分が何をしたくて、何を伝えたいかを突き詰めてる人。

そんな人が、上手い下手を超えて、必ず人を「ドキッ」とさせる。

そしてそんな想いが必ず人の「心に響く」。

 

心に響いてこそ人は感動して、感動できるからこそスタッフは本気になり、

またお客様もファンになってくれる。

それを当たり前にやってる人もいれば、はっきり言って流してるひともいる。

それが淘汰される人と残って行く人の差なんだろう・・・

 

我々美容師の仕事は、まさに何かを表現して、それを伝え、どれだけ理解してもらったり、感動してもらえるかで決まってしまう。

よく美容師は「表現者だ」なんて言うけど、それは作品のクオリティーとかの話じゃなくて、一つ一つの事にどれだけ必死に、真剣に取り組んでるか?ってことじゃないのかなぁ。

見に来ていた人達は何をどう感じたんだろう・・・

 

自分も含めて、GARDENはそこに対して本当にどうなのか?

わざわざ休日を使い、実費で大阪まで見に来てくれるようなスタッフたちと、もう一度真剣に話していきたいと思います。