年末に向けての全体ミーティングです。
全員で集まる機会はなかなかないのですが、年末に向けまた来年に向けての方向性やその報告も兼ねてのミーティングです。
様々な報告や方針発表もありますが、今回のメインは今年初めから導入した社会保険に引き続き、労働時間や休日、それに対する賃金改正などの実施の報告です。
今現在この問題は、業界のなかでも重要視する方たちと、何らかの理由で先延ばししてる方たちがいます。
でも、いずれにしろ時間の問題で、これらの対応をおろそかにしてはいられなくなる日は近いと思っています。
確かに周囲との比較とか、そんなことでは経営がなりたたないとかもあるんでしょうけど、社会的責務とか、スタッフの価値観の変化など、時代が変化していってるんですから、そこからの淘汰も起こってくるのが当然だと思っています。
GARDENの目指す所は、『最高峰のサービスとデザインの提供』であり、ならばそこで働くスタッフは、やはり『最高峰のスタッフ』であり、そうであれば当然のごとく、そのスタッフ達は『最高峰の待遇』を受けるべきである。
今はまだ全然それには足りてないけど、それを目指していくことが、スタッフみんなの幸せでもあり、その成長によってこそ、より良いものがお客さまに提供できるのだと思っています。
ただそうなればなるほど、勘違いしたり、薄れてしまうもの。
それは技術者としてのハングリーさとか、貪欲さとか、決定的な経験値のなさ。今回のすべての決定は、我々3人が決めたことではなくて、幹部全員で決定したことです。
ですからそれぞれの立場、角度から幹部のみんなが言ってくれたこと、「休みをただ無駄に過ごすのではなくて、それをどう有意義に過ごすかで差が出る」「この界隈でもトップクラスの待遇に改善してるのだから、そのプライドを持って欲しい」「待遇を改善するのはいいことだけど、最終的にはみんなにいい美容師になってもらいたい」ひとつずつ階段を上るたびに、再確認しながら進んでいくということ。
なぜなら我々は、ブランド力がすごいブランドを創りたいのではなく、個人個人の美容師としてのパフォーマンスが高いからこそのブランドを創りたいのであって、企業、会社、ブランドという側面と、個人という側面が、相互に依存しあわない、あくまでそれぞれが、素晴らし能力をもっていながらも、みんなでやるからこその総合力が大きな夢を実現させられる。
それが、これからのこの業界にとっての『在るべきブランド』なのではないかと。
1年前の全体ミーティングの時よりも、全然高いレベルで話してくれてること。
GARDENの方向性の本質を認識した上で、自分の言葉で語ってくれてること。
そして、自分の目線で、自分の言葉で『世界』を語ってくれてること。
来年は確実に次のステップに進める・・・
それを強く確信できたミーティングだったかな。