皆様のおかげで昨日4月3日『GARDEN Tokyo』をオープンする事ができました。
これより3店舗が一つのGARDENとして、それぞれの店舗のコンセプトのもと、新たな体制で全店を清水、深谷両名がマネージャーとして管理し、秋葉、布瀬がクリエイティブ、新田、高橋がテクニカルを統括し、Gh野田、drive杉山、Tokyo西山の新店長3名、Gh副店長NAOMIを筆頭に第三幕をスタートします。
もう一度GARDENの在るべき姿を明確にし、これからの5年、10年先を創り上げるために、全スタッフが再度「GARDENに在籍している意味」とか、「GARDENとしてお客様に何を提供するか」を共有していくことが大切だと思っています。
正直この6年間のスピードの中で、ボタンをかけ違えてしまっている事が沢山あって、組織としての運営の問題や、コミニケーションの不足から価値観が共有できず、お互いにブレてしまっているところが多々あるのも事実で、それが拡大成長していく過程で起こる弊害であることも深く認識しているつもりです。
この業界に限らず、規模、年数などによって様々な弊害は起り、それが大きな壁となって、それを乗り越え急成長するところもあれば、そこで失墜し縮小いて行くところもある事は、沢山の先輩サロンを見ながら感じてきました。
若いうちは何でもそうで、アシスタントはスタイリストの欠点を見つけては、「自分はあんなスタイリストにはならない」と感じ、同様に経営者に不満を感じて独立しても、同じような問題とぶつかり同じような結果を生み出してしまったりと・・・(野党が政権与党になったとたんに言っている事が180度変わってしまうのも同じなんだろうけど)(笑)
要は、その立場の本当の責任を背負った時にその本質が試されるのであって、下から見上げてるうちは言いたい事が言えるんだってこと(笑)。
だからGARDENの第三幕は、新卒23名と中途採用7名を加えた30名を新たに採用し、Tokyoをオープンさせ、それだけの先行投資を飲み込むだけの成長を、幹部全員が覚悟を持って実行して行くという事に始まり、今までの美容室経営のスタンダードを越えて行くことだとも思っている。
理想なんて言うのは「絵に描いた餅」みたなものでもよくて、ただその理想と現実のギャップや足りなものを創造していくことがクリエイションでもあって、それを本気で取り組む人間が経営者以外に何人いるかで、それが本当に「絵に描いた餅」で終わるのか?夢を達成するか?に大きく分かれるんだろうけどね。
今回Tokyoをオープンしてみて、正直オープンの達成感が湧かなかったし、いい意味で自分のお店だとも感じられなかった(笑)。
それはGARDENをオープンさせてから数年間、GARDENは結局僕たち3人のモノでしかなかったと痛感した時もあったけど、少しずつそれが変わってきたからなんだろうね。
『凸凹』を出版した時に、ライターのドーナツさんが実際お付き合いのあるオノヨーコさんの言葉を借りて、「一人で見る夢はただの夢、みんなで見る夢は現実になる」と表現して頂いたけど、これがまさに第三幕のGARDENが目指すべき事だと思ってるんだよね。
それぞれの店舗がそのカラーを生かし、それぞれの役割を全うしながらGARDEN全体が次のステージに進んでいく・・・
今まさにまた新たなスタートだね。