vol 877 偉い人じゃなく凄い人

何となく言いたいことがまとまらず、結構間が空いてしまった・・・(笑)

 

 

各お店を回ってみたり一年生と話したりして、又更に気づかされることや課題が沢山みつかり、それをどうしてやろうかと悶々としていた(笑)。

一つはUnamiの松井、ファムが大台に乗り、自分の中での数字に対する甘さが、いつまでたっても組織を大人にできない原因だったんじゃないか?って考えて、今来期の計画をすべて数字を基準に、しかも計画性を持って進めようと考えてる。

 

 

自分はどうも先回りしすぎるきらいがあり(笑)、目の前の課題なんてクリアーできるだろうという前提のもとに、もっともっと先の目標ばかりを投げ込むんだけど、実際にはその課題一つ一つがクリアーできてるどころか、みんなにとって大きな問題となり、幹部の仕事を増やしてしまっている。

 

 

自分自身はっきりしたことがあって、美容師という視点から考える組織と、経営者という視点ではやっぱり大きく違い、「企業化だ」「個人商店ではダメだ」とか言いながら、それができてないのは結局経営者である自分自身の組織の作り方の甘さだなって・・・

 

 

それと一年生と話してると、20年以上前だけど、やっぱり自分も同じようなことを感じ、同じようなことを考えてたよなぁって。

 

「尊敬してる先輩は?」

の質問に、出てくるメンバーは大体一緒で、結局美容師として輝いてる人に単純に憧れ、ついていきたいと思ってて、自分から見たらすごく頑張ってる素晴らしいスタッフも沢山いるんだけど、彼らの目標にはなっていない。

彼らが目標とし、自分も若いころ尊敬出来た先輩というのは、美容師としての結果はもちろんだけど、単純に「偉い人じゃなく凄い人」だと思う。

 

 

年齢を重ねれば、だれでもいやでも上に行くのが組織で、みんな頑張ってはいるんだろうけど、彼らにそれが伝わるだけのパワーを発信できるほどやりきってないということ。

それは実は1年目のアシスタント時代からも始まってて、床を履くだけでも、「どんな意識か?」によって大きく変わり、どんな小さなことでも突き詰めてやりぬく人を、周囲の人間は「あいつは凄い!」と言うようになる。

凄いと言われるくらいやりぬくのが普通になると、「凄いアシスタント」と呼ばれ、それが群を抜けば「伝説のアシスタント」と語りつがれる。

 

 

GARDENがここまで来れたのは、そんな「凄い」先輩たちが上にいるからで、それを目指し、追い抜くのは、今の一年生ではなくもっと上のはずなんだけど、ほとんどはそんなことを忘れ、今の自分のレベルで判断し、逆に外から見てる他店の美容師さんが、その人たちを目標に頑張ってるっていう、笑うに笑えないのが今のGARDEN。

はっきりしたことはもう一つあって、それは自分の中で、GARDENのスタッフとはどうあって欲しいか?といことだけど、一人一人が「伝説の凄いやつ」であって欲しくて、それぞれがいつか自分の「自伝」を書けるような生き方をしてる、そういう集団でありたいと思ってる。

だからGARDEN風のデザインとか美容師像なんてどうでも良くて、どんなテイストだとか今結果がでてるか?だとかじゃなくて、どんだけすごいか?やりぬいてるか?なんだよね。

 

 

自分が現場にいるときは、それを「聞き飽きた」と言われるくらいに毎晩語り、自分自身も行動でそれをみせつけてきたけど、今はいくらこんなブログに書いたところで、伝わってるわけがなかったんだよね。

ほとんどは頭で考えてぼーっとしてるだけで、それじゃぁ「凄いやつ」になんかならなくて、腹で「決めて」、気迫を持って行動した時に、はじめて結果は生まれ道は切り開かれ、それを積みかさねた時に人はオーラを纏い周囲から語られる・・・

ただデカくしたいわけじゃなく、そういうすごい連中だらけで、なのにどんどん拡大していく化け物みたいな集団(笑)。

いずれにしろ、そんな自分の価値観や考え方を植え付けることが今重要であって、それを組織としての最優先事項としてスケジュール化していくくらいにしないとと思っている。

 

 

まぁ最後はやっぱり自分次第なんだろうけど。