2回続けて『Deco Boco』ネタで申し訳ないんですが・・・
編集の段階はディレクターとプレス任せで、実は自分の原稿以外はちゃんと
読み込んでなく、初めてじっくり読んでみました。
こういう本を発売して頂く事、これは去年のヘアカタログもそうですが、
全国に20万軒もある美容室の中でごくわずかな事です。
雑誌で作品を出させて頂く事も、講習や講演をさせて頂く事も、まして
テレビなんかで取り上げて頂く事も、それはごく限られたお店だけで、
ただそんな事が続いていくと、いつの間にかそれも当り前な事になってしまいます。
以前のお店の時代からずっと、自分はそんな機会に恵まれ、こうして本を
出して頂くことでさえも、どこかで当り前になってしまっていたかもしれません。
「今の当り前な事を決して当り前だと思っちゃいけない」
なんてことは良く聞きますが、なかなか自分がそうなってる時にはわからないものです。
今回の『Deco Boco』をじっくり読み直してみて、今のGARDENが存在してる事、
これだけ沢山のスタッフがいろんな想いの下に集まって、そんなみんなの
力こそが今のGARDENを支えているという事。
常に上を目指し、もっと先の事ばかりに夢中になってる自分は、どうしても
今足りて無い事ばかり目が行ってしまい、実はそんな当り前じゃない事が
毎日の中では当り前な事になってしまっている。
これだけの様々な人間が集まり、様々な立場の中で必死にもがきながらも、
自分らしく自分の夢を追っている・・・
それでもGARDENが好きで、一緒に働いてる仲間たちが大好きで、
お客様に喜んで頂く事に生きがいを感じてるようなスタッフたちばかりで・・・
自分は今なんて幸せなんだろう・・・
きっとそんなことは、その最中には判らず、後になって気づくものだろうけど、
今回の『Deco Boco』を読んで再確認させられた。
こんなスタッフたちが集まっててできないことなんてない、
できてないとすればそれはすべて自分の問題。
毎日の当り前な事が無くなった時に気づいても遅い、今それにまた気づいたんなら、
そんな彼らの為に自分が何ができるのか?それをまず考えなきゃいけないんだろうなぁ。