vol 598 消費されるスピードを超える創造力

毎年恒例の新年会も行なわれ、お正月気分は全く無くなり、まずは4月までの新体制作りにまっしぐらです。

 

 

毎年の事かもしれませんが、年末の忙しい時期を迎えるにあたって、様々な問題点がクローズアップされ、もちろんそれは前年より成長できてるから起こることなんだけど。

去年はそこで危機感を持って自分自身も含めて見直し、「どこに問題点があるか?」を明確にしてきた分、自分も含めて当然「弱点」が明らかになり、そこを問われるわけだからとても辛い事でもあるし、落ち込むところでもあるんだけどね・・・

 

 

でもいつも言うように、上に立つ人間は「結果責任」でしかなくて、厳しいけどその現実に対しては、たとえ自分が「言われて辛い事」でも、受け入れて改善していかなきゃいけないと思う。

常に自分のやり方は、現状の問題をあぶり出し、そこに対する意識を変革させ、みんなで問題点が共有できて「じゃぁどうすればいいか?」と答えを求め始めた時に、次の具体的な目標を提示する。

 

 

今まであまり問題視しなかった事に気付き、その原因を突き詰めれば自分自身の力の足りなさを知り、そうすると普通の人は当然ネガティブな発想に陥り、中にはまれにそこから自分の力で這い上がってくる、いい意味で楽観主義な人もいるけどね。そんな時に、みんなが「エッ・・・?!」って思っちゃうような、「ちょっとムリっぽいけどやってみたいな!」って思うような目標を提示する。その繰り返しで、一度ネガティブになってでもギアチェンジをさせて、「目標」というエネルギーでまた前に進む原動力をつくりあげる。

 

先日何人かで自宅で食事をしたけど、そのときにも、「これだけ早く消費される時代に、それを超えるヘアデザインを創り続けられるのか?」って話しになって、でもそれってヘアデザインに限ったことではなくて、どんな業界でも今は、「消費されるスピードを超える創造力」が求められてるんだと思う。

 

 

僕らの仕事もすべての仕事もそれは一緒だと思ってるけど、所詮人の集まりなんだから、その一人一人と、それを合計したみんなのパワーのポテンシャルが、どれだけ高いか?でしかないと思う。

どうやって人が成長し、組織が成長していくか?

そのストーリーを描きプロデュースしていくのが、上に立つ人の役割であり経営だと思ってる。

お客様という観客一人一人に、感動的なステージを見せられるよう、一人一人にそれぞれの美しさや、美容の喜びを伝えられるよう。そんな毎日のサロンワークの裏側を創造していくことが、自分の役割だと思ってる。

 

 

そのためにもそろそろ次の具体的な目標を出す時期かな・・・?できれば「エーっ!!」って言うくらいの目標をね!

「消費されるスピードを超え続けるGARDEN」でいるためにもね。