今回はコスモさんによる「モロッカンNYツアー」にご招待頂きました。
全国から20サロンほどの代表がご招待され、NY観光やNYコレクション、またそのバークステージを担当させてもらうなど、凄く盛りだくさんの内容で、コスモの皆様には大変お世話になりました。
で、今回も個人的にマンハッタンの美容師さん達にも集まってもらったりもして、相変わらず刺激をもらえたんだけど、久々に見たコレクション、しかも初のNYコレクションは刺激的だった。
写真は撮れなかったけど、ゲストがとてもクールでめちゃお洒落だし、ステージの緊張感と興奮が感動的だったし、何しろそのバックステージに今回一緒に行った中丸さんが入って、ヘアを作ってるってこと事態に感じることが沢山あった。
自分も昔はこういう世界に憧れてこの世界に入ってきて、これでも20代の頃はそんな世界にもトライしたんだけど。(うちのスタッフには想像つかないだろうけど・・・)
フリーランスの感性の世界は人脈だし、そのためには「不条理」なこともいっぱいあって、以前このブログでも書いたけど、その煩わしさが嫌で(挫折かもしれないけどね)(笑)、自分はそこで「サロンワーク」の方を選択したのね。
でも実は最初にコレクションを見たのは20数年前の山本寛斎さんのショーで、会場が暗転になった時に、バックヤードから「よし!行くぞ!」って大きな声が聞こえて、ライトが全開になってショーがスタートした時凄く感動したのを今でも覚えていて。
サロンワーカーの道を選んで上に立つようになったときに、その事をふと思い出した瞬間があって、その時に自分がやりたい事は「自分自身がクリエイターとして上に行く」ことじゃなく、「みんなで何かを成し遂げる」ことだってはっきりわかって、それ以来サロンとしてみんなで上を目指す事を目標にしてきた。
そしてそれが今に続いていて、今は自分自身がまたそこでクリエイションをしたいとかはないけど、本当だったらそういう世界に行くためには、全てを捨ててNYに来て、言葉も喋れないところから這い上がって、人脈を作るためなら不条理なことも受け入れて行くのが当然なんだよね。
でも御存じのようにNYコレクションは特にビジネスライクだから、ほとんどのメゾンにはビューティー関係のメーカーが協賛していて、そこでモロッカンオイルが協賛しているメゾンだから、今回のように簡単に出して貰えちゃうんだけど、GARDENにその価値が無ければ、そう簡単には行かないわけ。
ただこれくらいの事は、ワールドメーカーなら他でもやっていて、パリコレなんかにも日本人の美容師がツアーで行って「コレクション経験させてもらいました!」なんて、よく聞くんだけどね。
だから今回中丸さんがどんな目的を持ってやったか?で、このチャンスをこの後どう繋げていくかは中丸さん次第ではあるんだけど(笑)。
中丸さんの気持ちのほどはこちらで。
http://ameblo.jp/garden-w/entry-11339524178.html?frm_src=thumb_module
でも要はそれだけのチャンスを、個人ならどれだけ大変な思いで積み上げなきゃ経験できないか?ってことで、でも逆に言えば、GARDENというみんなが作ったお店が、それをすっ飛ばす力を持ってる事でもあるのね。
「そこまでは望んでいない」
GARDENにもいろんなタイプのスタッフがいて、確かにそんな特別な事ではない安定したことを望んでる人達にも応えていくお店でありたいとは思うんだけど。
わがまま言って小さくまとまるだけじゃ、多分こういう事って簡単じゃなくて、やっぱり上を目指す人たちには際限なく上って欲しいし、そればかりじゃなくても同じお店として、そういう事にプライドを持てるように、みんなで力を合わせて大きな影響力を持つべきだと思う。
入れ違いで河野君もNYに入って、彼はまた自分なりに動いて、他のメゾンのコレクションに入ったりしている。
去年、GARDENの未来としての「世界」を明確に打ち出し、『GARDEN tokyo』を出店し、はっきりと言葉で発したことで、色んなことが動きだし、若い頃には考えもしなかった夢のようなことも、具体的なカラーフィルムの様に鮮明になっていくもの。
「自分一人じゃ夢みたいな事も、みんなで頑張れば実現できる」
「スタッフそれぞれの夢全てを実現していくGARDEN」
そんなこれからを創って行きたいと、GARDENのパワースポットの(毎回恒例)セントラルパークのシープメドゥで妄想する(笑)、今回のNYでした。