先日[THE LIVE]のメンバーで集まって、今後の話とかをしたんだけど、つくづく僕たちは素晴らしいソフトを持っていながら、それを表現するツールが少ないと思う。
その時に宮村さんが嬉しそうに「うちでデビューした子がシンタロー君の記録を抜きましたよ!」って言ってて、どうやらアフロートでデビューする人達で、「絶対GARDENのシンタローを抜いてやる!」という事になってたらしい(笑)。
アフロートでは自分の作品をブログで紹介するのはもとより、HPや本まで作ってみたりして、ソフトをコンテンツとしてちゃんと発信してて、だから月の新規指名が70人も来る人とか、ちゃんと結果としての答に表れるんだよね。
GARDENのスタイリスト達も、カメラも勉強したりして、どこにも負けないくらい作品撮りをやってて、クオリティーも凄く高いんだけど、その発信の仕方を知らないというか、そこにはあまり興味を持たないというか・・・
凄く深掘りして技術や作品にはこだわるんだけど、どんどん深く掘るだけで満足してるというか、深く掘った分大きな油田を掘り当てて、吹き上げるくらいの勢いで上っていくべきなのに、それでもおんなじ所を掘り続ければいつかはなんとかなるみたいな(笑)。(そこじゃなくて、他の場所を掘るとか工夫すればいいのにね・・・)
作品をブックにため込んでも、見せる機会がなければ意味がない。どんなにいい仕事をしてても、それを発信して誰かに気づいてもらわなきゃ、評価すらされないんだよね。
美容師がクローズアップされるのは、ヘアメイクの変身ものか、どれだけ有名人を担当してるか、もしくはおねーキャラとか?僕たちは毎日のサロンワークの中で沢山のリアルと向き合ってて、それこそお客様の数だけドラマがあったり、その長い年月の中での人と人との繋がりとかね。
それをそのまま伝えただけでは面白みもないんだけど、これだけ近い距離で長い時間を過ごしてきて、同時代を生きたからこその価値観の共有とかは、もしかしたら凄い情報。
それをコンテンツとして、どんなツールでどんな風に発信すればいいかをもっと考えていけば、また何か新しい世界も見えてくるんじゃないかな。
GARDENのスタイリストもこの業界のほとんどの人達もみんな同じで、発信ということに対する意識が低いというか、もっとその辺を何とかするべきなんだけどね。
自分は完全にプロデュースタイプだと思ってるから、何かもっとそれらを形にしていきたいといつも考えています。