当たり前の事だけど人は安定を求めていく。
特に立場や年齢が上がれば、その場所を心地よい物にして、そこから動こうとしなくなっていくもの。
平穏無事な波風の立たない環境は、一見心地良さそうに見えるけど、人はそんな環境に慣れると、考えたり努力したり工夫することをしなくなり、そこから組織の硬直が始まり、それが衰退の始まりだとも思っている。
だから、常に絶妙なタイミングで爆弾を投げ込んだり(笑)、波風が立つような状況を意図的に作ることがとても大切で、いわゆるカオス(笑)のような状況を当たり前にしてしまったほうが、実は風通しいがいい。
ただなかなかそういう事が出来る人は少なく、今までは~、以前は~、現状は~って、言い訳することが先ですぐに頭が固くなる。
先日、HAKKAというファッションブランドから、CafeMadu、最近では渡辺サブロウさんのWATOSAまでを手掛ける、ハッカグループを経営されてる須賀さんと食事させて頂いた際に、「洋服から飲食から化粧品まで、どうやってそんなに業態の違うものができちゃうんですか?」って聞いてみたら、「僕たちファッションをやってるような人間は飽きっぽいんだよね!だから常に新しい事を手掛けないとつまんなくなっちゃうんだよね」
「商は飽きないと読む」なんてよく言われていて、それはその通りで、商売の基本は同じことの継続だとも思ってるけど、良い意味での「飽きっぽさ」も必要だとも思う(要はバランスだろうけど・・・)。
成長することは変化することで、そもそも今までのやり方や考え方のままでは現状維持にしかならず、成長しようとすれば考え方かたややり方を改めて、変化せざるを得ないのは当たり前なこと。
アンアミが出店し、また改めてもう一度、GARDENの在り方や価値観を考え直し、ゼロベースからのスタートだと思って、大胆な変化をするべき時に来てると思うんだよね。