vol 334 余裕時間 その2

個人レベルのスピードアップと意識改革の次は、お店全体の視点から見た無駄をなくすということ。

それは言い換えれば『効率』を上げるという事です。

 

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この『効率』って言葉を使うと、「お客様は一人一人違うんだ!」とか、「それって流れ作業の事ですか?」って必ず勘違いする人がいるけど、上の立場になればなるほど、この『効率』って概念をきちんと理解してないと、はっきりいってみんなを不幸にしてしまう。

それはお客様に対しても、スタッフに対してもね!

どういうことかっていうと、ベストセラーになった本で「1000円カットと美容室はどっちが儲かるか?」みたいなのがあるんだけど、ようは美容室という商売は、どうしても無駄な時間が多いという事。

手作業で、それぞれ違う百人百色の仕事をするんだから、ベルトコンベアーのように、同じ時間で全てできるわけはないけど、だからこそなるべく無駄を省いていかなきゃいけない。

暇な時は何でもいい。

でも忙しい時にどうしていくか?

我々のようなサービス業は、お客様の都合で忙しさが決まる。

だから平日がゆったりで、土、日はカツカツ、しょうがないんだよね。

いろんな企業努力をして、平日にもいっぱいにしようとしてきたけど、そうすると必然的にもっと土、日は忙しくなっていく。

だから結局一番忙しい、土、日のキャパを広げていく、忙しい日の『器』を広げていくしかないんだよね。

 

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当たり前な事だけど、小さいコップではこぼれてしまう水も、大きなコップだったらもっと余裕ができる。

こんな簡単な事だけど、こんな簡単な事ができてない。

こういう表現をすると解るんだけど実際はできてない。

だからほんとは解ってない。

 

じゃぁ何が無駄なことか?って言ったら、一人一人のスピードアップと意識改革も大切だけど、一つ一つの作業の中で起こる無駄とか、もっと多いのは連携の中で起こる無駄。

これを誰が、どうやって解決していくか?ということ。

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