vol 335 余裕時間 その3

だから何をしてかなきゃいけないか?って言ったら、そんな無駄を最大限になくすような、『効率』のいい『仕組み』を作って行くこと。

 

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それはだれでもできることじゃなくて、そこをまとめるリーダーや店長にしか作れない。

ただ前にも言ったように、美容師という視点だけしか持たないリーダーは、そういう事が解らない。

一人のお客様しか見えてなかったり、自分のお客様しか見てなかったり、もっと目に見えていない、予約を取れなかったお客様や、もっと言えば、これから行ってみたいと思って頂いている「未来のお客様」、そこまで見えていない。

だから当然のごとく『器』が大きくなってないんだから、こぼすだけに決まってんじゃん!

 

その『器』は何か?って言ったら、それがスタッフ一人一人の『余裕時間』を増やすってことなんだよね。

同じことをするんでも、80のエネルギーでできれば、あと20は他にまわせる。だから一つ余計な事ができる。

お客様に一声かけるとか、お客様がどうしたしたいかを察知するとか。そしてそのゆとりがお客様に安心感を与える。

お客様だって、すごく忙しい中でも、無駄なくスマートに仕事ができてるのか?効率悪くバタバタやってるのか?それくらいわかってるよ!

だから「すごくきちんとしていて素晴らしいわね!」か「なんか忙しそうで落ち着かないわね!」ってなる。

これがお客様にとって、我々を選んで頂く時の大きな基準になってるってことが、ほとんどの美容師は解っていない。

「僕らはいいデザインを売ってるから」って答えしか返ってこない。

これじゃダメなんだよ!

 

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もっともっとお客様の視点に立って物事を見ないと!お客様が今、どう感じてるかを感じ取れないと!そのために、そこにエネルギーを費やせるような『余裕時間』を作れる、『仕組み』を作らないと!

お客様の増えないスタイリストも、いつまでも店舗が増えないお店も、みんな同じ事が言えます。

 

一人一人のスピードとレベルをアップしていくためには、どうすればいいのか?広い視点でチームやお店を誰が見て、どんな意識を持っていくのか?『余裕時間』を誰がどうやって作って行くのか?そしてどんなレベルで、何をお客様に提供していくのか?

アナログな気持ちの部分を大切に伝えて行きたいからこそ、その裏側を支える『効率』だとか『仕組み』とかを、理解して作り上げていかなければ、本当のお客様の求める事には応えられないということを、GARDENのみんなにはわかってほしいと思います。

終わり