vol 74 「見える景色」  

先日森内さんが、あるメーカーの方と食事をして、凄く影響を受けたそうです。

GARDENのコンセプトに共感して頂き、かつこれからのビジョンの方向性や考え方、ある意味「見える景色」が一緒の方達、やはりそういう方達とは必ずどこかで出会い共鳴するものです。

GARDENから見える景色

 

時代が動いて行く事によって、どこかに必ず「ブレ」が生じ、そこに疑問を持ったり、不満を抱いたりする人たちが、既存の概念をブチ壊し、そうやって「破壊」と「再生」が繰り替えされていく。

今は時代が速いから、更にそのスピードも速くて、10年、5年いや3年歳が違うと、やはり価値観が違っていて、それぞれに自分の育った時代や環境と、今の立ち位置から「見える景色」があり、成功したり高い地位にいる人ほどその景色を変えることができない。

本当は、時代のスピードが速いからこそ、はやくその景色を捨てて、価値観を時代に合わせなければいけないはずなのに。

 

徳川家康は、人々が平和で豊かに暮らしていくために、武力で天下を治める「専制政治」をやはりその時代の正義だと確信し、その価値が400年も続きました。そしてその正義の価値が失われて、それを世の中が許さなくなって時代が変わりました。

人は誰でも他人の不幸を願うわけではなくて、その「見える景色」の中の正義にそって一番正しいと思う事をやろうとする。

だけれど、時代が変わった時に、その正義も価値を失ってしまう事には気が付かない。そして多くの人を不幸にしてしまう。

今の日本の政治家や官僚も同じだし、「華麗なる一族」の万俵家で起こっていることもきっと同じだと思う。

 

なんかスケールの大きいことを語っちゃってますけど、身の回りの小さな事から世界情勢まで、大なり小なりこんなことがいつも起こっていて、GARDENもいろいろな方達に、いろいろな関わりをもって頂いて、そのすべての方達のおかげで今があると思っています。

ただその中でも、既存の景色を守ろうとしている人もいれば、(vol 29)でも話したように、自分達のビジョンや哲学に共感、共鳴をしてくださる方達もいます。

既存の景色を守ろうとしている人達とは、仕事をしても楽しくないし、勢いも失われてしまいます。

やはりGARDENは、そうではない方達と勢いを持って成長していきたいと思っています。それとやはりその「本質」、何のために政治があって、何のために企業は存在して何のために我々はGARDENを創ったのか?

時代と共に変化をしていっても、その「本質」を忘れてはいけない。

また、そこがブレた時に間違いを指摘してもらえるような、そして気付けるような自分達でなければいけない。それが出来ないのであれば、いつでも退く覚悟を持ってなければいけない。

 

朝

 

まだまだ「見える景色」は、著しく変わっていくと思いますが、勢いを持って何かを成し遂げようとするとき、得てして周りが見えなくなったり「本質」を見失ったり、「そういうことを、いつも忘れない自分達でいたいな・・・」と、そんな風に考えています。