たまには、こんな景色を・・・携帯で撮ったので画像はこの通りですが。
我が家は年に一度、湯沢へスキーに出かけます。
旅行といっても、一泊だけですが、これが我が家にとっては唯一の家族旅行です。
毎年ソリ遊びと雪だるま作りで、ほとんど滑らずに終わってしまうのですが、今年は「ゼッケン59番」が、自分から「スキー教室へ入る!!」と。
去年まではまともに立っていることさえ出来ずに、転んでも起き上がれないまま泣いていたくらいですので、こちらとしてはきがきでなりません。
ところが、教室でほんのちょっと教えてもらっただけで、なんと初心者のコースを一度も転ばずに降りてきてしまいました。その後、あれよあれよという間に、中級コースへ。
普段なら余裕で温泉に入り、湯沢の町へ繰り出しておいしいお酒を頂くところですが、予想外に疲れてしまい、「明日は7時起きね!」という59番の張り切りもありホテルでおとなしく就寝。
翌朝誰もいないコースを、「おまえ本当に昨日初めて滑れるようになったの?」くらいの勢いで、中級コースからさらに傾斜27度の上級コースへ・・・
こうなると、こっちも多少明日の筋肉痛など気にしてられず、結局休憩もさせてもらえないまま、4時間ぶっ通しで滑り続けたのでした。
「来年は、もっと難しいところへいこうね!」と。
子供の成長はたいしたものです。
先日も仕事で悩みのあるお客様が、自分の子供が補助なしの自転車を一回で乗れた姿を見て、「俺は何をやってるんだ・・・」と勇気づけられたそうです。
子供に限らず、若いうちはその成長も早く、しかも目に見えやすい結果が出ます。
この業界に入って全くの素人だった人が、わずか3年で技術者になり、一人前にお客様からお金を頂き、さらにがんばると、売り上げというものに反映されここでも自分の成長の度合いがはっきりと解ります。
ところが、10年、15年と経っていくと、美容師としての成長だけでは量れない目に見えにくいところもでてきて(実はそちらのほうが大事になってくるのですが)。目標という結果が明確であればあるほど、成長は判りやすく、目標という結果が先にあればあるほど、成長が確認しにくく迷いやすい、そんな気がします。
前にも言いましたが、人は成長している時が一番楽しいんだと思います。
「自分は今、成長しているのかなぁ?」と迷った時に、流されて行ってしまう気がします。
子供たちや若いスタッフの成長に、刺激と喜びを感じ、自分達も負けないように成長していこう!なんて思った今回の旅行でした。
来年は、かなり本気でがんばらないと・・・