先週お話した(vol 79)、『G・P・T』の春夏コレクションが開催されました。
前回の秋冬は『AAA』という、Aラインというトレンドのシルエットを、重たく見せずに取り入れ、「ふんわり感」や「ラグジュアリー感」を出していく。
さて今回は、どんな感じでしょう・・・?
まずは、「広島県人会若頭」別所さんから、トレンドの傾向と今回の「打ち出し」のイメージとコンセプトの説明。
「 今回の春夏のイメージは『relax』。
前回のAラインの毛先の重さを残しながらも、前髪と顔周りに軽さを出し、特に、後頭部と前髪に立体感をだして、カジュアルすぎない「ラフ感」を出していきます。 」
次は、ファッションとメークについて、担当は「女子チームリーダー」秋葉さんと「女塾塾長」布瀬さんです。
「 春夏のキーワードは「フューチャー」「60年代+80年代」「スポーツアイテム」などなど・・・
メイクの傾向は、「ツヤ感」や「シアー感」のあるベースに「パール、メタリック系」で少し「フューチャー」を意識したものが人気のようです。
秋冬が「かこみeye」など「パンク」を取り入れた強い印象だったのに対して、春夏は「ナチュラルロマンティック」の流れでかなりナチュラルな印象になってきています。60年代風なミニドレスなどに、メタリック系の小物などを合わせるとこんな感じで可愛いと思います・・・ 」
続いてカラーについては、「G・P・T」「匠」そしてチーフと3役をこなす今ノリにノッテいる「特攻隊長」小倉さんです。
「 『relax』のカットのポイントである「前髪」、毛先を重く見せない「耳後ろ」アウトラインを強調する「ハチ上」など、最低限のところに「ハイライト」または「ローライト」を入れて、最大限にその効果を引き出す 「G8」について・・・
スピード感を大事にしながらも、カットのシルエットをより良く見せること・・・ 」
などなど・・・
そして最後に「G・P・T」リーダー、今やGARDENのプロモーションの中心人物、GARDENの「ジャイアン」河野さんの登場です。
「 Aラインの重みを残しながら、顔周りに動きをだし、バングは『Wバング』
にカットして・・・云々・・・ 」
専門用語が多いのと、「あんまりネタばらししないでくださいね!」という事なのでこれくらいにしておきます。
昔は有名美容室は、必ず「ニューライン」というものを、毎年発表していましたが、『G・P・Tコレクション』はそれとは異なります。
こうゆう事をやって行く時に、気をつけなければいけないのが、今回の『relax』というデザイン提案は、あくまでも情報の一つであって、各雑誌、各テイスト、各お客様に合わせて、取り入れる必要があれば取り入ればいいのであって、もちろん雑誌社には企画の持込をしますが。
若いスタッフたちは、得てして「丸呑み」しがちです。そうするとなんでもかんでも同じことをしてしまい、「あのお店はいつ行ってもみんな同じヘアデザインね!」という風になってしまいます。
また、それを覚えた事で安心してしまい、デザインを生み出すことをしなくなってしまいます。
ものまねすることは、ある意味大切です。
でもそれが当たり前になってしまうと、デザインを生み出す労力を他人任せにしてしまうと、「オリジナリティー」や「個性」は失われてしまいます。
「習ったこと」しかできないような美容師になってしまいます。最後は森内社長から、今年の戦略やありがたいお話などなど。
前回も今回も、普段からの情報収集から、ファッション、メークなど、トレンドの流れに沿った提案、理論的で実用的なカットやカラーの提案。
手前みそで申し訳ございませんが・・・・
はっきり言って「素晴らしい!!」15年来この界隈で美容師をやってきましたが、はっきり言って「レベルたかッ!!」
「さすがG・P・T!!」「さすがGARDEN!!」(笑)