vol 200 『原点』

この世界に初めて足を踏み入れたとき、そう、シャンプーも何も出来なかった頃のこと。

 

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早くお客様に携わりたいと思っていた・・・自分もお客様に何かできないかと思っていた。

シャンプーが出来るようになると、お客様を気持ちよくさせてあげたいと思った。

お客様に、「気持ちよかったわ」と言われるのが、何より嬉しかった。

ブローして、仕上げられるようになると、綺麗に仕上げられたり、お客様が喜んでくれることが、すごく嬉しくて、もっと上手になりたいと思った。

スタイリストになり、カットして、仕上げて、全部できるようになると、お客様をかっこよくしたり、綺麗にしたりして、喜んでもらいたくて、もっともっと上手になりたいと思った・・・

 

そう・・・すべては、お客様に喜んでもらうため。

寝る間も惜しんで、練習してきたのは、美容師として、お客様に喜んでもらうため。

なぜならそれが、自分の喜びだったから・・・

でも、出来るようになると忘れちゃう・・・

時間が経つと、他の事に惑わされて忘れちゃう。

なんで自分たちは、技術を一生懸命勉強してきたのか?

なんのために、美容師は技術を磨くのか?

美容師の喜びは何なのか?

何年経っても、何回でも思い出して、自問自答を繰り返さなきゃいけない。

なぜならそれが、自分が美容師という職業を選んだ『原点』のはずだから。

 

200回目だからじゃないけど、GARDENのスタッフたちは全員、もう一度胸に手をあてて、「美容師として、お客様に何ができるか?」そんな『原点』を再確認してください。