vol 789 マネジメント 2

「若いうちは数をやれ!」と誰もが言う。

 

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自分も同じで何度も言ってきたけど、数や量を経験してこそ見えてくることがいっぱいあって、アシスタントなら人の何倍も練習してこそ何かに気付けるし、スタイリストだっていっぱい切らなきゃやはり上手くなるはずがない。

ある程度の領域の人ならともかく、若いうちから「自分はコレくらいが~」なんて言うのは、自分で自分の限界を小さくしてるようにしか見えず、50歳を過ぎてもまだ全然現役で、いつまでも「自己新記録」を目指してるすごい人たちが増えてきた現状から言えば、すごくかっこ悪い事に感じる。(もちろんそれぞれの役割の中での話なんだけどね)

 

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作品でいえばその評価で、サロンワークでいえばその顧客数や売上げ、じゃぁマネジメントとでいえば・・・?っていうと、やっぱり規模になるんじゃないかなぁ。

 

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人数が増えると~、店舗が増えると~、規模が大きくなると~って、経験したことない人か、それを乗り越えられなかった過去の人が言ってるだけの話で、今現在戦ってる、50を過ぎてもとんでもない数字を叩く、日本を代表するような美容師さんたちは、屁理屈言う前にやってる。

マネジメントも同じで、沢山のスタッフやお客様と向かい合うことで、沢山の店舗を出していく中で、それこそ簡単には乗り越えられない様々な問題にぶつかり、その数と量の経験の中から成長と達成感を感じていけるのだと思う。

 

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例えばTAYAさんとか、アッシュさんとか、アースさんだって、色んな事はそれぞれだけど、そこの部分、要はお店としての絶対的な顧客数では完全に負けてると思ってる。

一人のお客様に関わり、時には元気を与え、時には陰ながら支え、そんなお客様がどんどん増えていく素晴らしい美容師。そしてそんな美容師が沢山増えるようなお店を作り、沢山の人に感謝され、社会に貢献できるような素晴らしい会社。

 

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僕にとっては「美容師」というフィルターも、「経営者」というフィルターもそういう意味では一緒で、やっぱりどちらも同じくらい、苦しいからこそ楽しく、命懸けでやるからこそやりがいもあり、やっぱり素晴らしくクリエイティブな事。

今の僕なんてまだまだ数と量と経験、だから大きくしていきます。