vol 486 チームとしての目線

2週連続でフロントと食事に行って、彼女たちの意見を聞いたり、よりよくして行く為に我々が望むフロントの形を伝えようとしましたが、結局それはやっぱり我々自身の問題でした。

 

 

僕たち美容師の心のどかにあること、それは自分たちがそのために寝る間も惜しんでやってきたことであり、それが我々の武器でもあるんだけど。

はっきり言ってしまえば、技術というかその結果に対する驕り。

 

こんなこと言うとお客様には失礼なんですけど、

「お客様=自分が呼んでるお客様」

「お客様=自分のもの」

 

 

技術者とお客様の信頼関係が第一番目になければいけないし、美容師はそこを高めるために日々努力をして行くものです。

そうやって出た結果であるんだけど、そこの絶対的自信があればあるほど、どこかにそういった驕りが必ず現れます。

そこですでに上下関係が生まれ、その時点で「上の人間が言う事がすべて」みたいな空気も出来上がってしまう。

 

 

人に任せたり、責任を持つということなんかにしても同じで、どこかでその優先順位がずれてるから、美容師としての結果に繋がりにくい、もしくはそれに対して自分に害がないような事柄には、あまり関心を示さない。

一人対一人の関係の時代から、一人対GARDENの時代へ変わらなきゃいけない時にきている。

 

 

アトラクションはもちろん面白いけど、「スプラッシュマウンテンに行こう!」とは言わないよね。

あくまで「ディズニーランドに行きたい!」んであって、それはアトラクションだけでなく、スタッフもキャラクターもすべてをひっくるめていいからなんだよね。

 

 

GARDENがブランドになるということは、スタイリストもアシスタントも、もちろんフロントもオフィスのスタッフまでも、そのチームとしての総合力がいい評価を受けることだと思う。

 

 

だからスタイリスト中心じゃなくて、あくまでもお客様目線のチーム中心の考え方にならないとね。

技術者のやり方に合わせるんじゃなくて、GARDENとしてのやり方をみんなで徹底しいていかないとね。

何かをフロントに臨む前に、もっと自分たちが変わっていかないとね。

そうなった時には更に、今以上に素晴らしいレセプションになっていくんだろうね。