最初にお店に入った時、まだ何をしていいか?もわからず床を履いたりするんだろうけど、効率よく履けないないから先輩に教わったりする→A
そうすると少し自分でコツがわかったりして、最初よりは上手く出来たりして、そうすると先輩から「出来るようになったね」なんて褒められる。
褒められる、つまり自分が成長すると嬉しくなって、「もっと褒められよう」と更に工夫し、更に成長していく→B
成長して沢山褒められると、自信もつくし余裕もでき、今度は「このお店で一番になってやろう!」とか「自分がこのお店の床掃きのやり方を変えて行こう」とか「掃除だけはどこにも負けないようにしよう」とかいう欲や使命感さえ生まれてくる→C
誰でも、何に対してでも、こういう風に人はインスパイアされていくと思っていて、褒めるという事だけじゃなく、チャンスの与え方とか、要は導き方で、本人の気付きも大切だけど、その環境や周囲との関係も大切だという事。
Aはただ教えられた「作業」をしている状態で、ただ床を履いてる人、Bは工夫もして、自分から積極的にお店を綺麗にしようとしてる人、Cは日本一綺麗なお店にする為の掃除をしようとしてる人。
同じ事をしても意識のレベルでこれだけの開きがあり、どの段階まで上り、どこのレベルで仕事ができてるか?これが「夢」を夢で終わらせる人と実現させる人の違いだと思ってて、更に言えばこの法則さえ解ってれば、誰だって夢を掴む事が出るんじゃないか?って思ってる。
ウチに面接に来る人は、「有名になりたいから」という理由もあれば、逆に「有名なんてどうでもいいから、沢山のお客様に支持されるような美容師になりたい」なんて人もいるんだけど、Cのレベルで仕事してれば、結果的に有名になっちゃうはずなんだよね。
実際自分だって、この業界に入った時は愚痴ばっか言ってる、不器用などこにでもいるアシスタントで、お店を持つことも、ましてGARDENのようなブランドを創るなんて思ってもみなかった。
だから自分は「才能」なんて関係ないと思っていて、環境がどのレベルにあるかが大きく人の成長に関わってて、だから逆に誰だって本人の気持ちと導き方次第で夢は掴めて、毎日の床掃きやシャンプーの延長上にそれはあると思ってる。
GARDENのバークルームのドアには「夢はいつでも目の前に」って印字してあって、毎日何回もバックルームからフロアに出るたびに、思い出して欲しいと思ってこれを書いたんだけどね。
小さいうちは、それをトップの「さじ加減」でやればよく、伝えるのも簡単だけど、組織化しながらそれをやっていく事は難しく、そこがマネジメントでもあるんだけど、そのやり方が先日の星野さんのセミナーで明らかに解ったんだよね。(それについての詳しくはまた今度ね)(笑)
ということで、そんな夢を掴みたいと思う人、気持ちさえあれば必ず実現させてあげるよ!(結局求人かっ!)(笑)