2012年もあっという間に過ぎていきました。
年が明けたとともにGARDEN Tokyoの出店を発表し4月にOPEN、そして11月のdrive for gardenの移転リニューアルと、この厳しい社会情勢の中でも着実に目的を果たす事が出来ました。
これもお客様はじめ関係各社様の応援と、全スタッフの努力の賜物だと感謝しております。
GARDENグループの第二章として、GARDEN Tokyoに本店を移し、グループの最高峰サロンとして、世界戦略を視野に入れた発信を行い、各店それぞれのコンセプトと目的を明確にし、これから出店していく様々なブランドの『核』としての土台を築くことが、昨年の今頃、自分が描いていた事でした。
ただし世の中の変化のスピードは加速するばかりで、消費増税の決定やデフレの進行に伴い、安価でもそこそクオリティーの高いファストファッションや飲食店がスタンダードとなり、「カット料金を上げよう!!」なんて業界で叫ばれていた声もどこ吹く風で、「低料金でもいかに利益を上げられるか?」という企業努力が、全国のサロン経営者の現状だと思います。
世の中の「価値」が変わっていくとき、当たり前の様に企業はイノベーションが求められ、その変化のスピードについていけない所は淘汰されて行きます。
これから更に数年で、美容学生を含めた美容師事態も激減し、当たり前の様に新卒採用をして、数年の教育で技術者に育てていくという在り方では、全く対応できない時代となるでしょう。
GARDENも結果的には成長できた1年ではありながらも、ここ数年ではあり得なかったスタイリストの退社が多数あり、新規獲得や顧客満足に対して様々な努力を重ねてきたものの、理想と現実のギャップに苦しむスタッフたちに、結果的には何もしてあげられずそのような状況を生んでしまいました。
今年は今までには無いほど、全国各地で成功されてるサロンオーナーとの交流機会があり、その際に多くの事を学ばせて頂き、経営者としての組織や会社の作り方自体の稚拙さを痛感させられ、やはり大きな目標に向かう行動と共に、その「意味」や「意義」という「理念」を浸透させるということが根幹に無ければ、組織は一つの方向に動いて行かないという事を今は切実に感じています。
「鏡の前のお客様のために日本一でありたいと思う美容師」
「お客様やスタッフに愛情を持って接する集団」
「スタッフが辞めない店」
「それぞれが成長し豊かさを共有できる会社」
「若い人たちが憧れ常に注目されるような美容業界」
やはり戦術や戦略が先行しても空回りなだけで、GARDENの「目的」や「存在意義」を伝え続ける事なんですよね。
2013年はGARDENの3店舗を核に、これからの時代とお客様に求められる「新たなブランド」を展開し、スタッフにとっての豊かさや将来が実感できる前例を具体化させ、また組織を根幹から再構築し、「大切な事」を徹底していきたいと考えております。
来年もスタッフ一同、皆様から期待され愛され続けるようなGARDENを創り上げるため、全力で走り続けたいと思っております。
最後に皆様のご健康をお祈りし、世の中全体が明るくなっていく1年であることを願って、2012年最後のメッセージとさせて頂きます。