vol 151 残りの4割について

「デザイン力」が美容室の6割を決めるなら、あとの4割はなんでしょうか?

 

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「デザインは上手くて当たり前」とよく聞きますが、本当に「いけてるデザイン」を提供できている美容室は意外と少ないものです。

様々な講習をしたり、いろいろな場面で感じることは「切っている」だけで、「デザインできていない」ということです。

ここにすごく大きな開きがあって、この違いがお客様から見て「行ってみたい美容室」とそうでないお店に分かれてしまいます。

ですから、まずは他のことはどうでもいいから、「本当にいけてるデザインを提供できているのか?」ということにメスをいれなければダメです。

 

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ではその次に大事なもの、お客様の魅力になるもの、それはスタッフの「眼」です。

特にスタイリストではないアシスタントたちの「眼力」です。

つくり笑顔でマニュアル通りに、それでもできていればまだましです。

中にはそんな当たり前のことさえできていない、というか「眼」が死んでいることがほとんどです。アシスタントの「眼」がキラキラしているお店というのは、間違いなく流行っています。

なぜなら「楽しい」からです。

スタッフが仕事を、美容を楽しんでいるということは、必ずお客様に良い印象として伝わります。

スタッフが楽しみながらがんばっている姿は、どんなにお金をかけた内装よりも素晴らしい演出になります。

これが3割ぐらいで、あとはお店の立地(交通の便)であったりとか、それこそ内装の雰囲気であったりとか見せ方とか演出とか。

 

ですからいつも思うのですが、「コンセプト」を紙に書いたり内装で表現したり、お金をかければやれることを先にやろうとします。

確かにその方がお客様には解りやすいのかもしれませんが。

でも本当はそんなことよりも、まずその「コンセプト」をスタッフに理解してもらって、その「コンセプト」を楽しんでもらって、どんなお店を創りあげて、お客様に何を感じてもらいたいのか?その「コンセプト」に心から共感できるのか?それを確かめ合うことが一番最初にしなきゃいけない、一番大切なことなんじゃないでしょうか?

 

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デザインを創ることにしろ接客することにしろ、どんな気持ちでどんな想いを持って、何をして差し上げたいと思ってお客様に接するのか?それがすべてではないでしょうか?

 

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「デザイン力」もスタッフの「眼力」も、結局はモチベーションで決まってしまう。

だからGARDENは、ずっとそこにこだわり続けていきたい!そう思っています。

 

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