「デザイン力」が美容室の6割を決めるなら、あとの4割はなんでしょうか?
「デザインは上手くて当たり前」とよく聞きますが、本当に「いけてるデザイン」を提供できている美容室は意外と少ないものです。
様々な講習をしたり、いろいろな場面で感じることは「切っている」だけで、「デザインできていない」ということです。
ここにすごく大きな開きがあって、この違いがお客様から見て「行ってみたい美容室」とそうでないお店に分かれてしまいます。
ですから、まずは他のことはどうでもいいから、「本当にいけてるデザインを提供できているのか?」ということにメスをいれなければダメです。
ではその次に大事なもの、お客様の魅力になるもの、それはスタッフの「眼」です。
特にスタイリストではないアシスタントたちの「眼力」です。
つくり笑顔でマニュアル通りに、それでもできていればまだましです。
中にはそんな当たり前のことさえできていない、というか「眼」が死んでいることがほとんどです。アシスタントの「眼」がキラキラしているお店というのは、間違いなく流行っています。
なぜなら「楽しい」からです。
スタッフが仕事を、美容を楽しんでいるということは、必ずお客様に良い印象として伝わります。
スタッフが楽しみながらがんばっている姿は、どんなにお金をかけた内装よりも素晴らしい演出になります。
これが3割ぐらいで、あとはお店の立地(交通の便)であったりとか、それこそ内装の雰囲気であったりとか見せ方とか演出とか。
ですからいつも思うのですが、「コンセプト」を紙に書いたり内装で表現したり、お金をかければやれることを先にやろうとします。
確かにその方がお客様には解りやすいのかもしれませんが。
でも本当はそんなことよりも、まずその「コンセプト」をスタッフに理解してもらって、その「コンセプト」を楽しんでもらって、どんなお店を創りあげて、お客様に何を感じてもらいたいのか?その「コンセプト」に心から共感できるのか?それを確かめ合うことが一番最初にしなきゃいけない、一番大切なことなんじゃないでしょうか?
デザインを創ることにしろ接客することにしろ、どんな気持ちでどんな想いを持って、何をして差し上げたいと思ってお客様に接するのか?それがすべてではないでしょうか?
「デザイン力」もスタッフの「眼力」も、結局はモチベーションで決まってしまう。
だからGARDENは、ずっとそこにこだわり続けていきたい!そう思っています。