目に見える結果に対しては、人は反応しやすく、もちろんそれによって世の中は動いているんだけれども、実は目に見えないことの中にこそ大切なことがあって、それは「感性」という目を磨いていかなければ、見えないものなんだけど・・・
これからの時代は、この目に見えないものがとても大切だと思う。
お店の空気というのがあって、特に忙しい土、日などこれをすごく大切に考えています。
まずお客様が「どんな感じを持たれているのか?」「どう感じてらっしゃるのか?」「待たされて不快じゃないのか?」「つまらなそうにされていないか?」「デザインやスタッフの対応に満足されているか?」また「スタッフは元気に楽しそうに仕事しているか?」「ストレスはたまっていないか?」だとしたら「どこに原因があるのか?」「今日の問題点はどこにあったか?」「それを解決するには?」「昨日の問題点を確実に解決できているのか?」「日々進歩しているのか?」
これらの要因がお店の空気を決め、常に爽やかな気持ちのいい風が流れているお店と、スタッフにやる気がなく、どんよりした重い空気が流れているお店に分かれます。
飲食店に行ってもどこに行っても、そういうところばかりが気になるし、お客様も必ず同じように感じていて、その空気はすぐに見透かされてしまいます。
でもその空気は目には見えません。
その空気がどうやって出来上がって、何が空気を悪くしているか?も目には見えません。
結果が出た時にはすでに遅く、その時点では手遅れです。
人の気持ちも一緒で、気がついたときには、もう離れていってしまっています。
結果はプロセスが生み出すものです。
しかしそのプロセスは、目には見えません。
人は結果にばかり目がいきがちですが、結果が出た時にはもう遅いんです。
プロセスの段階で、いい結果がだせるか?否か?それくらいを感じとれたり、見える目を、それくらいの感性を磨いていかないといけないと思っています。
人は結果に大きく左右されます。それはしかたのないことです。
但し、その結果には、必ず目に見えないプロセスがあって、そのプロセスが出した
必然の答えで・・・
だから自分は、正直なところ結果にはあまり興味がありません。
GARDENのスタッフにもそれは言えることで、どうしても結果ばかりにとらわれて、その本質であるプロセスが見えていない。
目に見えないプロセスの中にある本質。
これが解るようになったら、GARDENは卒業かな(笑)、と。
質や価値観、また人生観や社会的モラルが求められるこれからの時代だからこそ、そんな感性の目を磨いて、大切なことを感じ取れる人間に成長して欲しいと思っています。