vol 692 ちょっとマーケティングっぽい話 2、

数か月前に読んだんですが、ある方がセミナーでこれをもとに、人の行動原理をセールスにあてはめて、とても面白いお話されてたので紹介しておきます。

 

suzaki

 

心理学的な統計をもとに、人がどんな行動をとり、それを自分たちのビジネスにあてはめた場合、どんな事ができるか?という内容のもの。

先日業界の方と食事して「今業界はまたクリエイティブに向いてますよ!」なんて言ってたけど、「マネジメント」→「クリエイティブ」って、常に振り子は動いているだけで、ここ最近の業界環境からすれば「マネジメント」に振れてたものが、反動で反対側に振れて行こうとするのは当然のこと。

だからプレッピーさんで仕掛けた[THE LIVE]なんかも、そのタイミングとか主旨のあり方とかが、時代の求める一つだからこそ大きな反響になり、それは確信があってやってること。

自分が尊敬してる日本を代表するスタイリストの方は、沢山のセレブやタレントなどの顧客も抱えてるんだけど、なぜそんな人たちを多く抱えていけるかというと、1つはどんな番組や映画なら、どんなキャラクターが求められ、それをその人のヘアスタイルに落とし込んだらどうなるか?っていうアドバイス。

もうひとつはそんな人脈を武器にして、クライアントやプロデューサーの好みまで伝えたうえで、「こうしたほうがウケがいいよ!」ってヘアスタイルの提案をしている。

ようはお客様が払う価格以上の付加価値を常に武器として持っている事。

 

全力でぶつかるホスピタリティーの素晴らしいBさんは素敵だし、美容師さんはそんなBさんタイプを好きな人が多い事は、自分も美容師だからよく解るんだけど・・・

Aさん、Bさんを客観的に見て、自分の特質を見極めて、自分をどんな風にセルフポロモーションして、そうやって世の中の頭のいい人達は、ほんとに勉強と努力を重ねている。

世の中を動かし、時代を作るような成果を出している人達は、そんな事を早くから気付き行動して、その結果としての様々な報酬を得ていて、そんな人たちは世の中の1%くらいなものです。

先日たまたまお隣りということで(笑)、「週間ダイヤモンド」の取材を受け、なんとなく頭の中がそんなモードになってますが、「美容師だから技術がある」なんて過去の話でしかなく、だからその技術を生かして、他の誰でもない付加価値をもった『自分ブランド』を確立するべきなんだよね。