2007年のテーマは『お客様目線のプロフェッショナル』です。
「カットのうまいお店」の見分け方というのは簡単です。
待合で待っていらっしゃる、再来店のお客様を見れば判ります。
「上手なカット」というのは、お客様の骨格や髪質、毛量や毛流を把握していて、的確なカットをすることはもちろん、お客様の生活にとけ込む・・・
つまり普段の手入れでまとまったり、ヘアスタイルがファッションやその場面に自然にフィットしています。
お客様が再来店される約2ヶ月後、その時でも素敵でいられる、そんなお客様が多いお店は、間違いないはずです。
スタイリストにもそれは言えることで、自分達も経験の浅い頃はよく落ち込みました。
ですからその時に、「何が悪かったのか?」をきちんと解決する。
もっと言えば、それ以前に様々なケースをより多く勉強しておく。
まずはこんな当たり前の事だけでお客様は増えます。
毎朝の朝礼とかで「今日も一日がんばりましょう!!」とかいいますよね?
始まりの挨拶としてはいいんでしょうけど・・・
でも我々プロは、本番で頑張ったらいけないと思うんです。
美容師にとって、毎日のサロンワークは『ステージの本番』です。
普段練習してきたその成果を、披露するところです。
毎日の『ステージ』のために、それ以外の時間に練習したり、何かを学んだり、
『ステージ』のために『準備』する事がとても大切です。
だからたくさん練習して自分の壁を乗り越えて、準備万端な人は
後は本番を楽しむだけです。
昨年の『美容を楽しむ!』というテーマには『楽しむために、プロとしてするべきこと!』
『プロとして当たり前のこと!』を再確認する目的がありました。
その結果、再来店された時のお客様のスタイルはもちろん、お会計をされてエレベーターに乗られるときのお客様一人一人が本当に素敵で・・・とても喜んで笑顔で帰って頂ける・・・
自分たちでいうのもなんですが、最近はやっとそんな風になってきました
さらに続く・・・